海外学会 CINP thematic meetingに参加して
2017年10月10日11:23 AM 学会 学会、研修、研究平成29年7月20日から22日、プラハで行われた「The International College of Neuropsychopharmacology thematic meeting」 (http://cinp.org/prague/) へ参加致しました。この学術集会へは当医局から5名で参加し、2題のポスター発表を行いました。私が発表した内容は、睡眠薬であるスボレキサントを長期服用している烏山病院の入院患者及び外来患者480名に対して調査を行ったものでした。通常の病棟業務を行いつつ、カルテ記録の調査、統計解析、ポスター作製までを行いましたので、直前は忙しく感じることもありました。ですが、上級医の先生の御指導を頂き、完成させることが出来ました。
今回のCINPはthematic meeting(テーマ別会合)であり、うつ病に関連した発表と内容が指定されていたためか、世界的な学術集会としては規模が小さく、会場も一か所のみだったので少し驚きました。日本からの参加も私達だけでした。ですが、私の発表であるスボレキサントは、日本以外では未発売の薬剤であるため、海外の方々には興味を持って頂けました。
他の発表者は様々な国の病院や大学から参加しており、皆で様々なポスターの英語を読みながら見て回るのはとても面白かったです。ポスターの書き方もそれぞれの国で特徴があり興味深いと思いました。また、同世代の海外の方が発表をしに来ているのを見ると、とても刺激を受けました。
学術集会が終った後の時間は、皆でプラハの街を散策しました。プラハ歴史地区は、世界遺産に登録されていて、プラハ城やカレル橋など何処を歩いても美しい建物が並んでいました。またご飯もおいしく、ビールも安く、普段一緒に仕事をしていない先生方とも親睦を深めることが出来て、とても有意義な時間となりました。
このような機会を与えて下さった先生方には、大変感謝しております。今回の経験を今後の臨床、研究に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。
入局4年目専修医
学会「The International College of Neuropsychopharmacology thematic meeting」
日時「平成29年7月20日~22日」
会場「Grandior Hotel,Prague(チェコ共和国、プラハ市)」
演題「Investigation on long-term oral administration of Suvorexant.」